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QUINTET ECHO VER.1

QUINTET ECHO VER.1

通常価格 ¥58,500 (64,350税込)
通常価格 セール価格 ¥58,500
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silkscreen on paper, wooden frame
h: 29.7, w: 21 cm (sheet) / h: 31.5, w: 23, d: 3 cm (frame)
ed. 15
2024

 

* ご注文より納品まで約3週間程お時間を頂戴いたします。


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この作品は藤本がタイプライターを使用して起こした原稿(各「E」「C」「H」「O」の文字のみをタイプした4枚の原稿)を元にしたシルクスクリーンプリント作品です。
画面中のどこかに「ECHO」の文字が表れるように4つの版を刷り重ねた、計3パターンのシリーズ作品となりました。


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「Sound and Vision」展 (2024.2.10 - 3.9 at Gallery Nomart)でのアーティスト・ステートメントより


Sound and Vision

Don’t you wonder sometimes
‘Bout sound and vision?

ときどき不思議に感じないかい
音響と視覚について

ー David Bowie “Sound and Vision”



視覚と聴覚
大学生の時、指導教授から「視覚は積分で、聴覚は微分である」と突然言われ茫然としている私に「具体的な例を挙げると」と教授は話を続けた。
「ビデオ映像を鑑賞している時に、一時停止ボタンを押したらどうなる?」と問いかけすぐ「つまり時間を止めると、画面は静止画となって目の前に現れているけれど、音はどうなっている?何も聞こえないよね」。

同じ世界にいても、視覚と聴覚で体験する世界は異なるという事実。視覚の世界は「静止」するのに対し、聴覚の世界は「消滅」する。
そんなsoundとvisionを相手に表現に取り組んでいると、また新しいwonderに出合う。

COMPOSITION
マルセル・デュシャンは「芸術とは選ぶことだ」と言った。そして「赤い絵の具を選ぶ、青い絵の具を選ぶ、選ぶのは絵の具である必要はない、既製品を選んでもよい」と続ける。
デュシャンに倣えば「作曲とは選ぶことだ」と言える。そして「音を選ぶだけではなく、色を選ぶ、文字を選ぶ、モノを選ぶ・・・」となる。

soundとvisionによるcomposition、私には一番合っているような気がする。


藤本由紀夫 Yukio Fujimoto


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