アヲヒトクサ
アヲヒトクサ
セール
Sold Out
木粉粘土, 蜜蝋
h: 6.3, w: 5.3, d: 4.5 cm
2023
※ 納品は展覧会終了後(2024/1/27)以降となります。
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[Artist Statement (From the exhibition statement)]
「たま」とは、簡単にいうと霊魂のことで、近現代では「たましい」と同義の意味で使われます。もともと、「たま」と「たましい」には別の意味があり、使い分けされていたようですが、その違いについては未だいろいろな見解があり完全には解明されていないもののようです。ですが、「たま」も「たましい」も霊魂や神といった非常に抽象的な概念に関わる言葉として広義に捉えられ、日本で古くから使われてきました。
「たまのうつわ」は、そういった「たま」、もしくは「たましい」が寄り来るもの(容れ物)ということをあらわしています。眼で見ることのできない抽象的なイメージである「たま」を内包する容れ物とはどのようなものか。それを具体的な形で表現するとしたら、わたしはどのように描くだろうか。古代の遺跡や考古学、民俗学のテキストなどをインスピレーションの源流に、形、色、情景、マテリアル、さまざまな観点からわたしなりに模索していきます。
黒宮菜菜 Nana Kuromiya