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流れること / 留めること - 3

流れること / 留めること - 3

通常価格 ¥78,000 (85,800税込)
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silkscreen and embossing on paper, wooden frame
h: 50.7, w: 39.2 cm (sheet) / h: 52.6, w: 41, d: 3 cm (frame)
ed. 20
2021

* ご注文より納品まで約4週間程お時間を頂戴いたします。


グレーのグラデーションで刷られた線のイメージは<流れること>を表現 / 針金の造形を使ったエンボスは<留めること>を表現
ー 展覧会の構想から生まれたユニークな版画作品!


今村は以前より自然の中に含まれる大小様々な生物、またそこに内包される人間を題材として、多くの彫刻作品を制作してきました。その素材として多く用いられているのは、グレーに着色し、ねじれ曲がった針金。針金を一筆書きのように立体的に折り曲げつなぎ合わせてつくられた造形は、どこか頼りなげでユーモラス。時に仰け反ったりひっくり返ったりした針金製の自刻像は今村作品の代名詞ともなっています。

ギャラリーノマルで開催された今村源の個展「流れること / 留めること」(2021.6.5 - 7.3)では、自身を含め様々な生物の形を模して作られた複数の針金彫刻を、敢えてプレス機を用いてぺちゃんこに圧縮。2次元と3次元の中間を漂うそれらの彫刻が、1本の糸で結びつき広いギャラリーの壁一面、其処此処でクルクルと回っている、という不思議な光景のインスタレーションを現出させました。

この版画作品シリーズは、上記インスタレーションのために制作された2Dの針金彫刻を描画素材として使用。インスタレーションのイメージを題材に、複数の針金彫刻を透明フィルム上で組み合わせたものを1つの版として、2パターンの作品を制作。
1つはシルクスクリーンでのグレーのグラデーション刷りを3版重ねた上にベタ1刷、その上からオレンジの線のイメージを1版刷った後、専用の針金版をそのまま使用してプレス機でエンボスを1刷り。計6版を重ねグラデーションの視覚効果とエンボスの凹凸によって深い奥行きが感じられる2作品、「流れること / 留めること - 1」「流れること / 留めること - 2」が完成。
もう1つは今回のインスタレーションの中でも目を引くモチーフとなっている等身大の自刻像(ぺたんこになり渦上に巻かれた)をストレートにイメージした、エンボスなし、シルク3版刷りのシンプルな仕上がりの作品「流れること / 留めること - 3」。
以上計3点、作家と工房の二人三脚による新たな作品「流れること / 留めること」シリーズが完成しました。
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