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独立か死か

独立か死か

通常価格 ¥119,000 (130,900税込)
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silkscreen on BFK Rives, wooden frame
h: 57, w: 76.5 cm (sheet) / h: 62, w: 81.5, d: 3.5 cm (frame)
ed.15
2020

 

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「Quarantine Drawing Series」

2020年、世界中がCOVID-19という共通の災禍に見舞われました。
世界各国でのプロジェクトや展覧会は全て延期となった大岩オスカールは、マンハッタンのマンションに籠ったままでできることを考えました。
「幸い僕は自分が感じたことを作品化できるスキルを神様から授かっている」
隱遁生活の中で彼が綴った20枚の空想の旅は「Quarantine Drawing Series」として2020年3月~6月の間、合計20枚のドローイングが描かれました。

縁あって大岩オスカールと知り合ったギャラリーノマルのディレクター林聡は、この貴重なドローイングを版画作品として出版することを即決。
「Quarantine Drawing Series」はコンピュータを使って描かれたデジタルデータですが、アーティストの空想の旅を、全世界の人と分かち合う手段としてシルクスクリーンによる版画作品に刻印することに。かくして計20点、エディション数限定15の版画作品として2020年末に完成しました。

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[作家コメント]

Let's Go on a Trip! 旅に出よう!

突然生活が変わった。今までのように地下鉄に乗ったり、スタジオに通ったり、街を歩いたり、映画館で映画を見たり、友人と会ったり出来なくなってしまった。隔離生活の中、外に出るのは食料品の買い出しか、ちょっと空気を吸いに出るだけだ。

進行中のプロジェクトや展覧会は全て、延期された。都市はパンデミックの中核になり、住民は誰でも今まで以上に難しい生活を強いられている。多くの人が職を失い、請求書の支払いが絶望的になっている。世界中どこをみても元気の出るニュースなど見当たらない。多くの国が国境封鎖を行っている。アメリカ大統領の施策は最悪だ。

僕が普段通りのクリエイティブマインドでいられるために何ができるか、それもマンハッタンのマンションに籠ったままでできることを考えた。幸い僕は自分が感じたことを作品化できるスキルを神様から授かっている。この力を使ってドローイングのシリーズを始め、隔離生活の真っ只中の、空想の旅を思いついた。その結果がこの日記風の作品で、過去のこと、現在の生活、そして未来について考えたことを綴っている。

ー 大岩 オスカール Oscar Oiwa

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独立か死か
中国、イタリア、米国に続いて今、僕の故郷ブラジルが世界のコロナウイルスの新しい多発地域だ。ブラジルに住む家族や親しい友達が心配だ。教育はいつでもブラジルの大問題だった。この問題はエリートと呼ばれている人の間にもある。軍事教育を受けたボルソナロ大統領は良い例だ。国のリーダーとして最悪で、この危機の最中にWHOの勧告に従って外出制限を推進したり、コロナウイルスの治療薬としてマラリアの薬クロロキンを承認するのを拒んだ2人の保健相を解任した。国の保険政策の欠如の結果、すでに数千人が不必要に亡くなっている。この絵はブラジルでおそらく最も有名な絵画を再解釈したものだ。1888年にペドロ・アメリコによって描かれたオリジナルの絵は「独立か死か」と名付けられ、ブラジル独立の宣言を表している。
(大岩オスカール / 2020.5.23)

 

 

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